UEFIとは

UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) とは,OSとファームウェアとのインターフェースを定義する仕様のこと.リアルモード (メモリ空間が20bitのプログラムを実行するモード) でしか動作しない従来のBIOSだと64bitOSに対応することが難しく制限が厳しいため,プロテクトモードで動作する新たなOS-ファームウェア間のインターフェース規格としてUnified EFI Forumによって策定された.

ファームウェアとは

ファームウェアとは,ハードウェアを動作させるためのソフトウェアのこと.コンピュータの中に入っているファームウェアのうちハードウェアの初期化などを行うソフトウェアがBIOS (Basic Input/Output System) である.コンピュータが電源投入されると,マザーボードに組み込まれているBIOSがハードディスクなどの周辺機器を動作させる.

BIOSがUEFIに対応することのメリットは?

  • BIOSの操作画面をGUI化することが容易になる

    従来のBIOSがリアルモードで動作するのに対し,UEFI対応のBIOSはプロテクトモードで動作するので,画像を表示したりマウスなどのデバイスを使って操作することが容易になる. UEFI vs legacy BIOS UEFI対応BIOSの操作画面 (左) と従来のBIOSの操作画面 (右)

  • 起動ドライブの容量制限が (実質) 無くなる

    従来のBIOSはGPT (GUID Partition Table) と呼ばれる,8ZiB (\(8 \times 2^{70}\)Byte) までの領域を管理できるパーティションテーブルの規格に対応しておらず,また従来のパーティションテーブルの規格では3TBくらいの大きさのHDDは起動ドライブとして扱うことができなかった.UEFI対応のBIOSであればGPT対応しているので,実質的には起動ドライブの容量は無制限と言ってよい状態になる.

参考 (外部リンク)